【宝塚初心者さんにもおすすめ】ファンの愛読書「歌劇」と「TAKARAZUKA GRAPH」
今回ご紹介するのは、宝塚歌劇の月刊紙
「歌劇」と「TAKARAZUKA GRAPH」についてです。
宝塚ファンとしてはこの2つの書籍は
本当に毎月の楽しみの1つなのです
私の友人はこれらの書籍を読んだ事をきっかけに宝塚に興味を持ち、実際に観劇していました!
書籍始まりでハマるってすごいですよね~!
一体どんな内容なのか、一部をご紹介していきたいと思います
「歌劇」と「TAKARAZUKA GRAPH」って?
宝塚歌劇には月刊紙が存在します。
1つ目は「歌劇」。
歌劇は“毎月5日”に発売されます。
2つ目は「TAKARAZUKA GRAPH」。
通称グラフと言われています。
グラフは“毎月20日”に発売されます。
この2つの月刊誌にはどんな違いがあるのか、それぞれの特徴について説明していきます!
まずは歌劇から!
「歌劇」の特徴
- 歌劇(かげき)は宝塚歌劇団の月刊誌
- 1918年(大正7年)8月11に創刊スタート!
- 宝塚歌劇団の書物の中で最も歴史のある書籍
- 記事は読み物(文章)がメイン
- サイズはA5サイズと普通の雑誌よりは小ぶり
大正時代から発刊されている事がすごすぎますよね!
ってことは、その時代から宝塚オタクが居たの?と何だか嬉しくなりました(そこ?)
表紙に歌劇と2文字だけ書かれているの、、
好きです
今月号の表紙は花組男役トップスターの
永久輝せあさんです。
表紙撮影に纏わるプチ情報
- 初期の表紙はイラストや、生徒の顔の色刷り写真でした。
- 1966年1月号から、
当時の著名な写真家
秋山庄太郎氏が撮影を担当。(1966~2003) - 2003年~2009年は、秋山氏に師事した経験のある
藤井秀樹氏が撮影を担当。 - 2010年1月号から2025年現在まではレスリー・キー氏が撮影を担当。
「TAKARAZUKA GRAPH」の特徴
- GRAPH(グラフ)は宝塚歌劇団の月刊誌
- 1936年(昭和11年)に創刊スタート!
- 宝塚歌劇団の書物の中で、歌劇の次に歴史のある書籍
- 写真がメインの雑誌で、カラー写真が多い
- サイズはAB判サイズで、歌劇より一回りほど大きい
表紙は各組のトップスターをはじめ、
主要な男役スター、トップ娘役が務めます!
トップスターが退団する月は「サヨナラ特集号」として表紙を飾るのが恒例です。
2025年1月号の表紙は、
星組男役スターの
極美 慎(きわみ しん)さん(左)と、
花組男役スターの
聖乃 あすか(せいの あすか)さん(右)です!
所属する組が違うため、お二人の並んだ姿を見ることは普段ないので新鮮です
表紙撮影に纏わるプチ情報
- 1989年~2011年までは、
篠山紀信氏(しのやま きしん)が表紙とカバースナップを担当。 - 2014年~2025年現在までは
渞忠之氏(みなもと ただゆき)が撮影を担当。
表紙のお2人ともあまり笑っていないようにみえますよね?
これにはカメラマン渞忠之氏のこだわりが隠されているのです
渞忠之のこだわりと撮影にかける思い
『清く正しくカッコよく、品格を大事に』
“記事ページには笑顔の写真が
たくさんあるから、
逆に簡単に笑わないで"
“笑うなら誰も見たことがない笑顔で
自分の中にある芯を出してほしい”
言われてみれば、毎回表紙の方は笑っていない印象があります!
他のこだわりも知ってプロ意識に感動しました↓
- 憧れが強くなりすぎてしまいファン目線で撮影してしまうことから、
GRAPHのお仕事を始めてからは、
“敢えて宝塚を観ないようにしている”
とのこと。 - ヘアメイクとスタイリストは渞さんが選んだ“宝塚ファンではない方”だそうです!
こんな背景があったとは、、
宝塚ファンとしてはジェンヌさんの新たな一面を見られて、とても楽しいです
次号からの表紙にも大注目ですね!
“歌劇”には何が書かれているの?
歌劇は文章で情報を伝える事がメインです。
数ページカラー写真があり、その後は白黒写真と共に文章が掲載されています。
ざっくりした印象としては、
“文章ときどき絵日記”といったイメージです。
歌劇にはいくつかのコーナーや企画が設けられており、本当に毎月読み応えがあります。
いくつかご紹介していきたいと思います!
その1:『公演座談会』
公演座談会では、
演出家、出演者により公演の見どころや役どころなどが対談形式で掲載されています。
演出家とジェンヌさんの会話をそのまま文章にされているので、彼女たちの言葉や舞台に対する気持ちをダイレクトに感じる事ができます。
また、演出家のこだわりや作品の雰囲気も知れるので公演前にこのコーナーは必ず読みます!
その2:『えと文』
えと文では、
各組のタカラジェンヌさんが公演中の楽屋を取材した記事や、公演などの裏話をエッセー形式で3か月ごとに担当します。
「えと文」というコーナ名の通り、
絵と文章を用いて書かれている絵日記のようなコーナーです。
舞台裏の秘話やプライベートな話も知れるので、ファンとしては嬉しいです!
文章を書いているタカラジェンヌさんの個性や世界観がそれぞれなので、
想像してた感じの人と違う!だったり、
組の雰囲気が知れて嬉しい
などの現場を知れている感覚になり、個人的に大好きなコーナーです
その3:『楽屋日記』
楽屋日記では、
本公演、バウホール公演中の裏話を下級生を中心に執筆されています。
一見「えと文と同じ?」と思いますよね!
えと文との違いとしては、
下級生を中心に執筆する点です。
下級生から見た上級生の話や、フレッシュな文章が面白く新たな推し発掘にも繋がります
読者からの質問に答えるコーナーや、
読者から寄せられた公演評を掲載するコーナーなどもあり、コンパクトサイズながら読み応えたっぷりな1冊です。
観劇はまだハードルが高いかも、、、
という方は、
”歌劇を読む”から始めてみるのもおすすめです
“TAKARAZUKA GRAPH”には何が書かれているの?
歌劇は文章が多いことに対し、
GRAPHはポートレート写真がメインの雑誌です。
雑誌内の写真もほとんどがカラーページで、
毎月出る写真集といったイメージでしょうか
ポートレイトや舞台写真、稽古場写真、オフショットなど、観劇だけでは見えない神ショットが詰まってます!
また、インタビューコーナーもいくつかあり、こちらも見応えがある1冊になります
ここからはGRAPH1月号の写真やコーナーをご紹介していきたいと思います
Cover Special
まずは何といってもCover Specialです!!
表紙の写真もとっても素敵でしたが、
アナザーショットは、また違う雰囲気でうっとりしてしまいます
ページ一面に美が溢れていて、毎回このページが楽しみです!
『波瀾爆笑!?我が人生』
「波瀾爆笑!?我が人生」では、
生徒の生い立ちをマンガでご紹介する人気コーナー。
こんな感じで、
あるタカラジェンヌの幼少期から宝塚受験合格までの人生をイラストレーターのますっくさんがポップに解説しています!
今回は月組娘役の花妃舞音さんでした!
受験しようとしたきっかけや幼少期の性格などを知れて面白かったです!
繊細なメイクまで見えるお宝ショット
GRAPHの最大の魅力は、
何といってもフルカラーの舞台写真だと思います!
泣いているお顔までしっかり見える、、(;o;)
肉眼で見るには限界があるのですが、
本当に繊細な部分まで綺麗に見る事ができ、大興奮です!
個人的には、
メイクこんなカラー使っていたんだ!
あのアクセサリーこんなに大きいんだ!
などが分かり面白いです!
この写真が見られるだけでもGRAPHを購入する価値があります!!
TAKARAZUKAGRAPHには、
今回ご紹介した内容以外にも様々なコーナーがあります。
今月は1月号ということで、
お正月に関する質問コーナーが多かったです!
(お正月は年1の出来事なのでお正月ネタは貴重でした)
まとめ
いかがでしたでしょうか
今回は、宝塚歌劇団の書籍
「歌劇」「TAKARAZUKA GRAPH」についてご紹介させていただきました!
舞台を観劇する以外でも、
宝塚歌劇団や煌めくジェンヌさんを知っていただければ嬉しいです