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宝塚版「ベルサイユのばら」の基本を簡単に解説!

簡単解説!宝塚版ベルサイユのばら
OLリーナ

今回ご紹介するのは一度は耳にした事がある方もいるのではないでしょうか、、
宝塚歌劇団の代表作品の1つでもある

“ベルサイユのばら”です

宝塚歌劇団では初演1974年より幾度も公演されてきた歴史的作品です。
宝塚と言えばベルサイユのばら!!
とイメージされる方も多いと思いますが、
作品については中々知るきっかけがありませんよね!

そんな方にも分かりやすく楽しんで知っていただきたいので
登場人物や時代背景を交えてご紹介していきたいと思います✨

「ベルサイユのばら」って宝塚が始まりなの?

「ベルサイユのばら」は、池田理代子による漫画作品で、
通称「ベルばら」とされています!
宝塚歌劇団による舞台化の大成功が作品のヒットに勢いをつけ社会現象化されました。宝塚歌劇ではこれまで様々なバージョンを上演してきました!

バージョンを大きく分けると2種類あります。

①トップスターがオスカル役を演じる
・アンドレとオスカル編
オスカル編

②トップスターがフェルゼン役を演じる
・フェルゼンとマリーアントワネット編
フェルゼン編

どのバージョンも名場面があり大好きなのですが、
個人的に特に好きなのがフェルゼン編です!

フェルゼンってどんな人?と思う方もいるので、
ここからは「ベルサイユのばら」の登場人物についてご紹介します!

「ベルサイユのばら」主要登場人物

  1. 男装の麗人オスカル
    ・貴族の出身(ジャルジェ家)
    ・後継がいないため女性でありながら男として育てられる
    ・王妃付きの近衛兵隊隊長
    ・フェルゼンが好き
  2. 叶わぬ恋心を抱くアンドレ
    ・平民出身
    ・幼少期に両親を亡くし、祖母に育てられる
    ・祖母はオスカルの乳母。オスカルを幼少期から守りながら共に育つ。
  3. 貴族の青年フェルゼン
    ・スウェーデンの貴族
    ・マリーアントワネットを愛した
  4. フランスの象徴マリー・アントワネット
    ・フランスの王妃
    ・フェルゼンを愛した
  5. ロザリー
    ・ジャルジェ家にて世話係として働く
    ・オスカルを姉のように慕う少女
    ・新聞記者で革命家ベルナールの妻

近衛兵隊とは
・君主を護衛する軍人・軍団や、直属の護衛のこと
・今でいう専属ボディーガードのような存在。

「ベルサイユのばら」作品の時代背景

時代背景

「ベルサイユのばら」の物語の背景にあるのが、フランス革命です。
この革命は、1789年から1799年にかけて起こった、フランスの市民革命です。

そして舞台となっているのはヴェルサイユ宮殿を中心とした宮廷社会です。
貧富の差は激しく貴族たちが優雅に暮らしている一方で、

平民は労働や重税に苦しめられていました。
そんな中で自由・平等・友愛を求めフランス革命がまさに起ころう
していました…。
物語は、この激動の歴史的時代を舞台に登場人物を交えて展開していきます。


宝塚の「ベルサイユのばら」は大きく分けて2種類ありますので、
次回はオスカル編フェルゼン編を掘っていきたいと思います!

宝塚版「ベルサイユのばら」の魅力

舞台に限らず、原作が漫画の作品は特に原作ファンの方の目が光るものです。
そのため、再現性の高さや物語の演出・構成を含めた世界観が非常に重要視されます。


宝塚の凄い点は、このような2.5次元舞台を50年前から上演し、
今もなおその伝統を受け継ぎ、ファンを飽きさせず愛されている事だと思います。

初演1974より様々なバージョンを上演されています。
再演は比較されがちですが、
役者さんによって衣装のデザインや、かつらが違っているので見どころが沢山ありファンも楽しいのです♡

次に宝塚歌劇だからこそ実現できたと思う事をご紹介したいと思います!


舞台の華やかな幕開き

ベルサイユのばらは特別で、幕開きはショー?のような場面から始まります。
その場面では階段や、華やかな舞台装置、全員が貴族のような出立ちで
「ベルサイユのばら」の華々しく夢のような世界観を繰り広げます。

原作の登場人物の再現性

演出や構成も大事ですが、私が気になるのはビジュアルの再現性です。
原作に忠実に再現されるジェンヌさん(劇団員)のプロ意識を感じます!
お稽古場の際も舞台衣装と似たお洋服を着用する事を意識されているそうです。

舞台セットの豪華さ

宝塚はどの作品においても舞台セットがとても豪華なのも特徴です。
ベルサイユのばらでは、舞台セットによる夢夢しい空間演出が素晴らしいです。
特にお気に入りなのが、

  1. オスカル編のラストシーンの「ガラスの馬車」
    オスカルとアンドレが豪華な白馬に乗る姿は、
    まるで本当に遥か天空に駆けていくかのような演出で感動的です。

  2. フェルゼン編「コンシェルジュリー牢獄」
    マリー・アントワネット役が断頭台に向かうシーン。
    宝塚の代名詞である大階段を使用して演出されるあの場面は、
    何度見ても心を揺さぶられます。

最後に

いかがでしたでしょうか?
今回は”宝塚版ベルサイユのばら”についてご紹介させていただきました!

まだまだ語り足りないですし、語り終わる事が出来ない作品…
別の記事でオスカル編フェルゼン編などについても少しずつご紹介していくので
乞うご期待下さい✨

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現役でバレエの舞台に立つOL
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