【タカラジェンヌ紹介】宝塚歌劇団宙組娘役トップスター春乃さくらさんについて
今回ご紹介するのは、
宝塚歌劇団、宙組娘役トップスターの
春乃 さくら(はるの さくら)さんです!
宙組のトップ娘役を務める春乃 さくらさん!
男役トップスター芹香斗亜さんに引き続きご紹介していこうと思います!
宝塚歌劇団 宙組 娘役トップスター 春乃 さくら(はるの さくら)さんとは?
宝塚歌劇団宙組 娘役トップスター
春乃 さくら(はるの さくら)さん
- 2014年4月宝塚音楽学校に入学。
- 2016年:宝塚歌劇団に102期として入団、その後宙組に配属。
2021年:大劇場公演
『Délicieux(デリシュー)!-甘美なる巴里-』 でエトワール(*)を初めて務める
- 2022年には大劇場公演『NEVER SAY GOODBYE』の新人公演で研7にして初ヒロイン役を務める。
研7、つまり新人公演の出演者の中では最年長の期で、初めてヒロイン役に選ばれました!
同年東上公演(*)『カルト・ワイン』でも東上初ヒロイン役に選ばれる。
(2022年の勢いが凄いですね!!) - 2023年6月12日付で、前娘役トップスター潤花(じゅんはな)の後任として宙組トップ娘役に就任。
芹香 斗亜(せりか とあ)さんと新宙組トップコンビになる。 - 2023年8月より、有沙瞳の後任として池田泉州銀行イメージガールに就任
- 出身:京都府京都市
- 身長:165㎝
- ニックネーム:さー、さく
中学生の時に宝塚の舞台を初観劇し、
「ショーが華やかすぎて目がチカチカ」するほどの刺激を受け、宝塚歌劇に惹かれ受験を決意されたそうです
(*)エトワールとは
フランス語でエトワールは星を意味します。
宝塚では、大階段の中心で歌い、ショーの締めをする役割のことです。
各組で歌唱力が非常に高い人がエトワールに選ばれている印象です
(*)東上公演とは
関西では梅田芸術劇場シアタードラマシティ、もしくは梅田芸術劇場メインホールで公演をし、続けて関東にある劇場(青年館、KAAT、赤坂ACTなど)で行う公演を指します。
宝塚歌劇団は、東上公演や全国ツアーを各組が行うため、本拠地の宝塚大劇場以外でも観劇できるのが嬉しいですね!
入団7年目までのタカラジェンヌが、本公演と同じ演目を上演する公演のこと。
宝塚大劇場と東京宝塚劇場で、各劇場1回ずつ上演されます。
注目されている若手が主役を務めるので、注目の若手を探すなら新人公演をチェックしてみるのもおすすめです!!
「最近この子が推されてるんだな」って分かります
新人公演は、
本公演と同じ舞台セットで行われるので、新人公演出演者としては贅沢な経験です!
本役の上級生たちも新人公演を客席から観劇されるので、ド緊張でしかないと思います
歴代の娘役トップスターは遅くても、
研5~6で就任するケースが多いため、研8でのトップに就任されたことは多くの娘役に希望を与えたと個人的に思っています
春乃 さくらさんですが、
前宙組娘役トップスターの
潤 花(じゅん はな)さんとは同期!
トップスターの同期が次期トップスターに抜擢される事はとても珍しいのです〜!
大体下級生の娘役や、他組の推されている娘役が組み替えでトップ娘役に就任することがあります。
池田泉州銀行は、1968年から現在まで歴代12名のジェンヌさん達をイメージガールに起用されてきました。
歴代のイメージガール12名中6名(1/2の確率ですね)がトップスターに就任されています。
池田泉州銀行のイメージガールになる=トップに近い?
そんな印象があります。
そのため、次のイメージガールに起用されるのは誰なのか?と毎回ファンの間では話題になります!
前任の元星組娘役 有沙ひとみさんはトップ娘役には就任されていませんが、娘役2番手として大変ご活躍されていました!
研7で新人公演初ヒロインということから、下級生時代からトップスター路線を走り続けてきた訳ではないのかな?というのがど正直な印象でした
しかし、彼女の事を知れば知るほど魅力で溢れており、トップスター就任に大納得のジェンヌさんでした!!
ここからは、春乃さくらさんの魅力について徹底解説していきたいと思います
春乃さくらさんの魅力ポイント
淀みないクリアな歌声
何といっても1つ目は彼女の持つ歌声です。
2021年:大劇場公演『Délicieux(デリシュー)!-甘美なる巴里-』を観劇した際に彼女の歌声を生で初めて聞きました。
歌唱力に長けた人の中でも声質の好みがあると思うのですが、
彼女の声を例えると「透き通った水」という表現がぴったりだと思います。
ショーの最後のエトワールで、
”歌詞の1つ1つがセリフのように自然”
”ずっと聞いていたいクリアな声質”
”伸びやかな歌唱力”に魅了され、彼女に惚れたきっかけになりました
コーラスの宙組と言われるほど歌うま揃いの宙組で、当時下級生ながらエトワールに抜擢される春乃さんは流石すぎます
春乃さんの声に関するプチ情報
春乃さんは学生時代放送部に所属しており、京都の放送部のコンクールで優勝経験があります
声質の美しさ、セリフの聞き取りやすさに感動していたのでこのエピソードには納得です。
高身長でスレンダーなスタイル
春乃さんは身長が165㎝と娘役の中では身長が高め!
宙組は高身長タカラジェンヌが多く在籍する組なので、身長についてあまり何にも思っていなかったのですが、、
春乃さんを舞台で拝見した時に
スタイルの良さに驚きました!
相手役の宙組トップスター芹香斗亜さんもスタイルの良さには定評があるので、スタイル抜群トップコンビと話題になりました
お芝居や歌なども勿論大事ですが、
“スタイル“は、衣装の着こなしや舞台に立った時に映えるかなど、目を引く武器となるので舞台人にとって重要なポイントとなってきます!
すらっとしたスタイルから一見大人びた印象を持たれますが、内面は超明るくて太陽みたいな方なので、そのギャップも彼女の魅力ですね
春乃さくらさんに関して検索して欲しい作品
「Hotel Svizra House ホテル スヴィッツラ ハウス」より
こちらの作品は春乃さんが注目され始めた当初の作品です。
公演ポスターはこちら
「Hotel Svizra House ホテル スヴィッツラ ハウス」とは
時代は第二次世界大戦中期、
スイスのリゾート地サン・モリッツに佇むHotel Svizra House(ホテル スヴィッツラ ハウス)には、戦火を逃れた富裕層が集います。
ホテルには様々な国籍、階級、職業の人々が行き来しており、戦時下の情報戦を戦い抜く人々、芸術を愛し守ろうとする人々の間でドラマが誕生しつつ、先行きの見えない日々を精一杯生きる。
そんな人々のヒューマン・ドラマを描いた宝塚歌劇オリジナル・ミュージカルです。
詳しいあらすじや作品紹介はこちらから
シルヴィ
ヒロインであるニーナ(当時娘役トップスター潤花さん)の親友役。
パリオペラ座のバレエダンサー。
シルヴィは、
パリオペラ座のバレエダンサーであり、
敵国のドイツ人兵士と恋に落ちたことで暴行を受ける悲劇の女性です。
ヒロインの親友役ということでしたが、演技力と美しい歌声でファンを魅了し、「期待の娘役がいる」と話題を集めました!
台詞とソロ(1人)で歌う場面もあります。
シルヴィ役は場面数が特別多い訳ではなかったものの、チャンスをしっかり掴み取った彼女は流石だなと思います。
「宝塚 ホテルスヴィッツラ ハウス シルヴィ」
「宝塚 さくちゃん シルヴィ」
レビュー作品『Le Grand Escalier-ル・グラン・エスカリエ-』
こちらはポスターがありますので、是非見てみてください!
ル・グラン・エスカリエのポスターはこちら
(白の衣装を着ているのが春乃さんです)
レビュー作品「Le Grand Escalier-ル・グラン・エスカリエ-」とは
宝塚の過去の名曲と共に作り上げられた
ドリーミングステージ作品です。
ステージ内の曲は全編宝塚ファンなら誰でも知っている曲が多く流れているので、宝塚ファンの方も、初めて宝塚を観劇される方にもおすすすめの作品です。
通常フィナーレに現れる大階段が、今作では開幕場面にも登場し、とても華々しいステージになっています。
2023年6月に宝塚歌劇に起こった事件を受け、1年近く公演休止が続きましたが、その後初めて公開された作品でもあります。
ここでプチ情報!
作品名である
「ル・グラン・エスカリエ」は、フランス語で「大階段」という意味です。
この作品は、
フランスのレビューの世界を表現しています。
宝塚の代名詞でもある“大階段”をフランス語にしたものを作品名にされました。
今作品は、わかりやすく言うと今まで宝塚歌劇が上演してきたショーの“作品集”
そのため、
魅惑のパリに踊る紳士淑女達、
ニューヨークの摩天楼を舞台夢見るダウンタウンの青年達たちなど、
ショーに一貫したコンセプトがあると言うよりは(宝塚の歴史を辿るショーなのでストーリー性はあるけど)様々な夢の世界を体感できる内容です。
春乃さんもこの作品で妖艶な姿、愛らしい姿、ダンスがキレッキレの姿、惜しみなく発揮する歌唱力など様々な一面を披露され、グイグイと客席を夢の世界へ引っ張り、誘い込まれていました
春乃さん含めた宙組の皆さんは公演休止期間で約9ヶ月ぶりに舞台に立つことになりました。(自分に置き換えて9ヶ月ぶりにバレエの舞台に立つと考えたら、本当に不安しかないと感じました、、)
その期間中にもしっかり向き合い、
歌唱力を含めた技術と表現力を鍛え上げ、
トップ娘役として組を引っ張る存在へと成長したことが一目で分かる輝きを見せている作品です。
こちらは「Le Grand Escalier-ル・グラン・エスカリエ-」初日舞台映像です。
春乃さんの舞台を見るには? 今後の出演情報
宙組公演 宝塚歌劇百十周年紀念奉舞『宝塚110年の恋のうた』
ジャズ・スラップスティック『Razzle Dazzle』
こちらの作品は相手役の宙組トップスター芹香斗亜さんの退団公演となります。
宝塚大劇場では絶讃公演中ですが、
まだ日程があるので、気になる方は是非見に行っていただきたいです
ジャズ・スラップスティック『Razzle Dazzle』
こちらの公演は、
千秋楽前日と千秋楽に映画館でのライブビューイングと、お家で楽しめるライブ配信が予定されています!
詳しい内容はこちらの記事にまとめていますので、参考になさって下さい
宙組公演『ZORRO THE MUSICAL』
こちらは、芹香斗亜さんが退団後の次期宙組トップスターである(つまり春乃さんの新しい相手役)桜木みなとさんのプレお披露目公演です。
桜木みなとさんのプロフィールはこちら
~『ZORRO THE MUSICAL』~
情熱的なフラメンコダンス、痛快なアクションシーンがあり、人々の愛憎をドラマティックに描き上げた至極のエンターテインメント作品!!
春乃さんのフラメンコダンスが観れる?ということなのでしょうか、、
ダンスも歌唱場面も多そうで期待大です!!
日本以外にもパリやロンドン、モスクワなど世界各地で上演されている人気作品で、既にファンの間で話題沸騰となっています
東京公演のみの上演&公演期間も少し短めなのでチケットは争奪戦になること間違いなしでしょう
さいごに
いかがでしたでしょうか?
今回は宙組娘役トップスター
春乃さくらさんについてご紹介させていただきました!
「立場は人を変える」と言いますが、2年前からトップスターに就任されてから、見る度にトップスターとしてのオーラが増しているように思います
同期や芹香斗亜さんからも、意識が高くて、根性があって、努力家と言われているだけありますね
進化が止まらない彼女の今後の活躍にも期待が膨らみます!!